
産業医科大学若松病院整形外科診療科長/診療教授 内田宗志先生
独自の視点と卓越した才能を持ち、それぞれの分野の最前線で活躍する医療界のリーダーたち。彼らはどんな道を歩み、現在の活躍に至ったのか。連載「リーダーの履歴書」では、注目すべきリーダーたちがアウトプットしてきた論文を紹介しながら、彼らの思考の源泉に触れていく。
今回の「リーダーの履歴書」には、産業医科大学若松病院整形外科診療科長/診療教授 内田宗志先生にご登場いただきます。
#01 Encourageできるスポーツ整形外科医を志す
スポーツ整形外科を志した理由と基礎研究
自分自身の原体験と関東労災病院での研修からスポーツ整形外科を志した内田先生。スポーツの現場に関わり、多くの手術を経験しますが、そこから一旦、母校で基礎研究の道へと進むことになります。トロント大学へ留学されますが、留学が決まる際には秘められたエピソードがありました。

#02 股関節鏡手術の習得、そして検証
寛骨臼形成不全症に対する股関節鏡手術を検証
新しく開業した若松病院の診療科長として、スポーツ整形外科の診療実績を増やしていく内田先生。股関節鏡を習得すべく、2008年に恩師であるMarc J Philippon先生の下へ留学します。そのきっかけには、ある一人の患者さんとのエピソードがありました。股関節鏡手術に挑戦し、自分の手術を振り返るべく臨床医学研究も進めていきます。

#03 寛骨臼形成不全に対する股関節鏡手術を世界へ発信
諦めずにやり遂げた世界への発信
内田先生はついに鏡視下臼蓋形成術や関節包shoelace suture (靴紐縫)などの新しい手術を次々に確立。また、多くの国際学会やキャダバーworkshopで講師に招待されるようになりました。医局や国籍の垣根を超えて後継の育成に努めている内田先生が後輩に伝えている大切にしていることとは?

こちらの記事は2021年2月にQuotomyで掲載したものの転載です。